どうも。東出です。
先日、私の母親からこんな写真が送られてきました。
花壇に置かれた2足の靴ですが、どうやら私と妹のファーストシューズだそう。妹共々30歳を超えているというのにたいそう大事に保存していたそうで、最近の我が家の息子(母にとっての孫)を見て思い出し、写真に撮って送ってくれたとのこと。
うちの母はそういった思い出の品を大事にする人で、実家にはアルバムやら私が小学生のころに図工で賞を取った作品やらが一切捨てられずに大量に収納されています。ここ10年くらいで断捨離という言葉が流行りだしましたが、その真逆の、なるべく物を捨てないようにする人ですね。
その思想は「一歩間違えるとゴミ屋敷になりかねないのでは?」と思わなくもないですが、大切にされていた自身のファーストシューズを見ると、その当時のことなど一切覚えていないにも関わらずなんとなく感慨深い気持ちになったので、「母の癖もまぁ悪くないのかもな」とも同時に思いました。
そんな母の性質を私は一切受け継いでおらず、不要になった物は極力残さずに、捨てるなり中古ショップに引き取ってもらうなりをしてしまいます。我が家の奥様も同じタチ(むしろ私以上の断捨離の鬼)なので古いものはあまり家に残らないのですが、やはりわが子のものはなかなか捨てられず、成長して着ることができずにサイズアウトしてしまった服も、処分せずに押し入れにしまったままにしてあります。
10~20代のころは、自身の子供のころの思い出の品なんてものを見せられたら小恥ずかしくてたまりませんでしたが、30代になって自身も親になると、子供の思い出は極力残しておきたいなという思考になっていきますね。
どこかの自動車のCMに「モノより思い出」というキャッチコピーがありましたが、モノによって思い出がフラッシュバックすることも確かにあります。
我が家のやんちゃ坊主が大人になったときに「あのころの〇〇はこんなに小さな服を着ててな…」などといいながら一緒に酒が飲めたら楽しいだろうな、なんて妄想が励む今日この頃でした。