気になること

 

4月に入り、春らしいポカポカ陽気が増えてきましたね。
私は公園で昼寝をするのが好きなのですが、つい先日もレジャーシート片手に大きい公園に出掛けて、お花見をしているファミリーやカップルに囲まれながら、1人でサンドイッチを食べ、本を読み、その後2時間くらい寝ていました。最高の休日でした。

 


こんにちは、中村です。
大学生の頃に昼寝の気持ちよさを知ってから、天気の良い日には1人で出掛けて公園で昼寝をすることが趣味の一つになりました。また数年前にバイクに乗り始めてからは、深夜の河川敷でコーヒーを淹れて、それを飲みながら本を読んだりしています。寂しくなんかないです。本当に。

 


さて、春期講習も終わり、いよいよ本格的に新年度がスタートしましたね。こういった節目は自分を変えるのに最適です。悪い習慣は捨て去って、心機一転、頑張っていきましょう。そんなタイミングで私から一点だけ、みなさんにぜひ直してほしい習慣があるので、今回のブログではそれをお伝えしようかと思います。

 


直してほしい悪い習慣、それは授業中の姿勢です。

 


これは学校でも先生から口うるさく言われているのではないでしょうか。ただ「なぜ姿勢を正さなければいけないのか」までは説明してもらえてないと思います。あなたたちの頭の中に真っ先に思い浮かぶ理由としては、何かを教えてもらう礼儀として、とか、成績に響いてくるから、等があるでしょうか。
(ちなみに、これは何事においてもそうですが、漠然と言われたことをやるよりも「なぜそうするべきなのか」といった理由にまで目を向けることは、あなたたちが思っている以上に重要なことです。これについてはまたいつかのブログで広げます。)

 


もちろんそういった理由もありますし、大事な要因であることに間違いないですが、真に重要なのはそこではありません。実は、勉強中の姿勢の良し悪しはその学習効率に大きな影響を与えるのです。

 

 


まず姿勢が悪いことによる一番の弊害は、血流の流れが悪くなることから引き起こされる「脳の酸素不足」です。姿勢が悪いと脳への血流が減少し、働きが下がってしまうのです。さらに、体を折り曲げた体勢を長く続けていると、気道や胸が常に圧迫されている状態になるために呼吸が浅くなり、脳の酸素不足はより加速します。

 


他にも記憶力・思考力の低下や頭痛を引き起こしたり、また勉強の大敵である眠気だって、脳の酸欠によって引き起こされます。(ご飯を食べた後に眠くなるのも実は同じ理由からきていて、あれは消化活動に血をたくさん持っていかれることが原因です。)

 


姿勢を注意されると「姿勢が悪くたって話は聞いているし、集中できています。」みたいな反論をしてくる方がたまにいますが、実際は本当に集中力が落ちているというわけですね。滑稽です。

 

 


続いての弊害は「疲れやすくなる」こと。姿勢が猫背になると、本来は背骨が支えてくれている首を自分の力で持ち上げることになるため、肩や腰に負担がかかります。人間の頭の重さは4〜5kgはあるので、それだけの重さを不自然な体勢で支えていたら、そりゃあ肩こりや腰痛にもなりますよ。

 


ちなみに、猫背で自信なく物事を判断するより、胸を張った姿勢で決断した方がその後の結果に自信が持てる、なんてデータもあるみたいです。人間って面白いですね。

 

 


最後の弊害、それは「目の疲れ、それに付随する視力低下」です。勉強時の姿勢が悪いと、それに伴って目とノートの距離が近くなりがちです。近いものを見ようとすると目を酷使するため疲労が溜まりますし、視力低下の原因にもなります。目の負担が増えれば、当然体は休ませるために目を閉じようとしますから、つまり…

 

 

おやすみなさい、というわけです。

 

 

 


とまあこのように、姿勢を正さなければいけない理由は、先生からの印象がどうだとか、内申点がどうだといった理由ではなく、あなたたちのテストの点数を大きく左右する要因になり得るからなのです。身に覚えのある人は直ちに改善し、新学年でのスタートダッシュを切れるように頑張りましょう。

 

 


以上、4月からちくちく刺していく中村でした。また来月!