こんにちは、中村です。
雨続きでなんだか気分がどんよりしますね。突然夏が終わってしまってもの悲しさも感じている今日この頃でございます。
そういえば、現在大阪にフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』が来日していますが、皆さんご存知でしたか?
黒っぽい背景に青いターバンの少女が描かれている絵で、この世の全ての絵画作品の中でもかなり有名な部類に含まれると思います。
日本での公開は実に14年ぶり、あまりの人気で美術展への入場は完全日時指定のチケット制をとっていて、こちらは事前申し込み→抽選にて購入の流れ。ですがそれだけ絞っているにもかかわらず、展示会場内は連日人でごった返しているようで、たった12枚の絵を見るのに3時間近くかかるとか。おそらく主催側もびっくりしているレベルの、想像を超えた混み具合になっているそうです。
ちなみに私も例に漏れずチケットを購入し…ようとしたのですが、初めの一般抽選にまず外れ、追加抽選(夜間会館)にも外れ、開幕後の追加抽選×3にも外れ、今は途方に暮れております。
藁にもすがる思いでチケットリセールサイトを見たら、法外な値段で取引に出されていて、余計に気分が悪くなりました。定価3,000円のチケットが、5万とか10万で転売されてるんですよ。
許せない!!!!!!!
まあ私の怒りは置いておいて。(今月も怒ってしまいました…)
これだけの人が熱中するのには、もちろん絵自体の人気もあるんですがもう一つ、「日本での展示は今回が最後となる可能性が高い」という大きすぎる要因があります。
ヨハネス・フェルメールがこの『真珠の耳飾りの少女』を描いたのは今から300〜400年も前。これだけの時間が経つと、現在は塗膜の経年劣化で緑がかかっていた背景は黒っぽく変色し、またよく見ると表面には無数のクラック(ひび割れ)が発生してしまっています。
そのため輸送中の微振動、機内や展示会場での温湿度変化、その他諸々が絵画に与えるダメージを考慮し、この絵を所有している美術館の修復チームや科学チームは本作品の移動を極力避けるべきだと判断しています。
作品保護の観点から持ち出しが難しくなっている。これが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、この絵を所有しているマウリッツハイス美術館の貸出規制の厳格化です。
この『真珠の耳飾りの少女』は同館における絶対的な看板作品で、そもそも普段は貸し出しなんてやってないんですよ。もっと言えば、通常は国外に貸し出すことはしない方針のようで、今回は改修工事によってマウリッツハイス美術館がが約1ヵ月半閉館するため、本当にレアで例外中の例外、奇跡のような来日なのです。
こういった理由があり、最後の機会を逃すまいとみんな大阪まで足を運んでいるわけですね。じゃあその機会を逃した中村はどうするかって?
この絵が本来展示されている美術館まで行くしかないんですよ^^
どこかって?オランダです^^
調べてみたら安い時期なら往復30万くらいで行けるみたいですね。独身でよかったです。
ちなみに転売チケットを購入すれば大阪までの交通費込みで10万とかに収まりますが、私はそれをするくらいならオランダ行きを選びます。なぜなら転売ヤーが得をするのがムカつくからです。許せない。
というわけで、本気でオランダ行きを検討している男のぼやきでした。最後に、今回のフェルメール展のキャッチコピーを。
『彼女は、心を奪って去ってゆく』
なんか粋ですね。今回で最後だよってのを示唆している感じがします。マジで行かないでほしいですけどね。
それではまた来月。