ロングセラー人間

どうも、中村です。
最近も相変わらず治療を続けていますが、副作用との付き合い方が分かってきたので、以前よりは大きなストレスもなく日々を過ごせています。始める前は「半年もやるのかよ、長えな」とか思っていましたが、始まってみればあっという間に時間が過ぎてゆき、治療の期間も残り2ヶ月ほどになりました。皆様、今しばらくお待ちください。

 

 

それはそうと少し前の話ですが、祖母の家に空き巣が入りました。
現在祖母は老人ホームに入居しているので、事前の調べで基本的に家には誰もいないってことがバレていたんでしょうね。また祖母の家にはそれはまあ立派なお庭があるのですが、それが侵入の際のいい目隠しになってしまったみたいです。ご丁寧に格子窓の格子を工具で綺麗に外して侵入していました、さぞのんびり作業にあたれたことでしょう。

 


家の中は流石に相当荒らされていましたが、幸いまとまった現金は置いていなかったので、被害は多分ほぼゼロ。(“多分”というのは、私たちでは何が盗まれたのか分からない+祖母に聞いても認知症が進行していて思い出せないため、です笑)
近年の泥棒は、現金と貴金属以外には興味ないみたいです。というか、わかりやすく価値が判断できないものは持っていかないんですよ。絵画とか壺とか、一見高そうに見えても実際はガラクタかもしれませんからね。

 


みなさんも戸締りには十分にお気をつけくださいね。

 

 

さて、そんな空き巣の被害から逃れた「ガラクタ一歩手前の品」に、祖父が生前趣味にしていたフィルムカメラがありました。カメラ本体が4〜5台、レンズが10本近く、その他備品もザクザクと発掘。ジュラルミンケースに入った、手持ちの撮影は不可能であろうバズーカ砲みたいなドデカいレンズまで出てきました。(どんな写真が撮れるのか調べてみたら、月のクレーター土星の輪っかが写っている写真が出てきました。やばすぎる。)

 


さて、祖父が亡くなってからは10年以上、多分購入からだと30~40年近く経っているであろう彼らですが、結果として私が全て引き取ることになりました。母親や叔母は、

捨てるでも売るでもいいんだけど、使いたい人がいるならその人に手元にあったほうがいいでしょ

と。ちなみに、一応ネットで買取価格を調べてみたら、物にもよりますがそこそこの金額でびっくりしました。当時いくら使ってたんだろう(笑)

 


というわけで、思いがけず玄人並のカメラグッズを手に入れた中村ですが、もちろん腕前はドのつくレベルの素人です。フィルムカメラはおろか、デジカメすらほぼ触ったことがありません。たまたまフィルムカメラを趣味にしている友人が何人かいるので、今はその子たちに色々聞きながら色々試してみています。(彼ら曰く、フィルム選びから撮影は始まってるらしいですよ、とんでもない界隈に足を踏み入れてしまったかもしれません…)

 


あと実際に写真を撮ってみて、スマートフォンやデジタルカメラでの撮影と大きく異なると思った点が2つほどあって、
①フィルム代が地味に高いので、1枚1枚を慎重に撮影することになる。バシャバシャ連写して、上手く撮れたやつを採用、という手法が使えない。
②なので、画角や光量の調整も撮影者の腕次第。しかも、そうして撮った写真をすぐに確認することができないので、うまく撮れているかは現像するまでギャンブル。
こんな感じです。でも、一昔前まではこれが当たり前だったんですもんね。かがくの ちからって すげー!

 


そろそろ1本目のフィルムを使い切れそうなので、どんな写真を撮っているのか気になる人は、ぜひ見にきてくださいね。

 


以上、趣味が多過ぎて消化しきれなくなってきた男の話でした。また来月。

 

 


そういえばカメラと一緒に、私の幼い頃の写真も大量に出てきました。さすが良いカメラなので映りがめちゃくちゃ綺麗だったのはもちろんなんですが、なんたって私が両親祖父母親戚陣に愛され過ぎていました。
愛され続けて32年、ロングセラーの中村でした。