醸す

レイク校の東出です。

 

アホほど寒い時期を耐え、やっとこ春の陽気になってきました。今日校舎へ出勤するまでで桜の木につぼみがついているのを見まして、春が来たことを強く感じています。

 

そんな春の到来を喜ぶ一方、実はこの冬にやり忘れたことが一つあります。それは「自家製の味噌を仕込む」こと。東出家では1年分の自家消費の味噌を毎年冬の時期に仕込むのですが、忙しさにかまけて今年はサボってしまいました。

 

「寒仕込み」と言って冬に仕込むと発酵がゆっくりと進み美味しい味噌に仕上がるのですが、今年はそれができず。三寒四温の言葉の通り週に4日は寒い日がまだあるので、ギリギリセーフとして今週末にでも仕込もうかと思っています。

 

味噌は発酵食品です。潰した大豆に麹と塩を混ぜて樽に詰めれば1年後にはできています。なぜ放置するだけで味噌ができるのかというと、麹に含まれる麹菌が大豆に含まれるタンパク質を分解するから。目に見えないスケールで麹菌がえっちらおっちらと休みなく働いてくれるおかげで、我々はなんとも言えない旨味と香りの美味しい味噌にありつくことができるわけです。

 

味噌は1年放置すれば完成しますが、受験の場合はどうでしょうか?

 

小中高の過ごし方の積み重ねで完成するまでの期間が決まるのが受験です。1年で完成する人もいますが、2年たっても3年たっても完成しない人もいます。果たして今のあなたの立ち位置はどこですか?麹菌のように必死に勉強していますか?そしてゴールに間に合いますか?

 

1年かかる味噌を夏に仕込み始めても間に合いません。もしかしたらもっと時間がかかるかもしれません。

 

多くのことが新しく切り替わる春。今の自分はどの位置にいるのか?たどり着きたいゴールまでどれくらいかかるのか?一度このタイミングで考えてみてはいかがでしょうか。

 

…ということで美味しい味噌にありつくために、今から大豆買ってきます。