ミノムシ男

朝晩の冷え込みが厳しい時期になりましたね。私は先日厚手の布団を引っ張り出しました、流石に毛布だけでは寒すぎます。

 


どうも中村です。
こう寒いと、自分に甘えて「ちょっとくらい暖房なんかつけちゃったり…?」とかやってしまいそうになりますが、昨今は電気代がアレですからね。寝巻きも厚手のものを着たり、ソファにいるときも毛布にくるまったりして、節電節約のために耐え忍んでいます。

 


塾でもそろそろ暖房を入れ始める時期ですが、やたらめったらに設定温度を上げて「サウナかよ」ってレベルの部屋で勉強している人を年に1回は見かけて注意しているので、ここらで全体向けに「暖房の使い方」についてお話しようかと。

 


確かに「寒いと勉強に身が入らない」という気持ちは理解できます。私も受験生だった時代がありますからね。しかし、暖房は使い方を間違えると、勉強への集中力を削ぐどころかもっと大変な事態に陥ることもあります。使用時のポイントが大きく3点あるので、よく読んで心に留めておいてくださいな。

 


一つ目は、足元を温めることを意識することです。
頭は暖めすぎるとぼーっとしてきて、思考力が鈍るだけでなく、勉強の大敵である眠気も誘引します。適度に冷ましてやることで、頭は活発に働き、本来の力を発揮します。
翻って足元はしっかりと寒さ対策をしてあげることが大切です。足元が冷えていると、体全体の動きが鈍るので、やる気も出ない上に、覚えたいこともまともに覚えられません。

 


ですから、エアコンの設定温度はほどほどにして、厚手のズボンや靴下を履くことで足元の冷えを防ぐことを意識してみてください。そうすることで、これまでより一層集中して受験勉強の追い込みをかけられること、間違いなしです。

 

 


二つ目は、乾燥に気をつけることです。
冬はただでさえ乾燥する季節です。そこに暖房が加わるとさらに乾燥は加速します。そうなると喉がやられてしまい、体調を崩して風邪をひいてしまったり、さらにインフルエンザ等のウイルス性の病気にかかるリスクも高まります。

これを防止するためには、やはり加湿器の併用が一番でしょう。それがなければ濡らしたタオルを干したり、洗面器に水を貼っておくだけでも違います。最近はペットボトルを挿して使える便利な商品も売られていますので、探してみてください。

 

 


最後は、換気をしっかりとすることです。
みなさん、換気を甘くみていませんか?実は意外にもこれが一番重要です。特に、灯油ヒーターやストーブを利用しているときには、一層気を使わなければなりません。

 


「一酸化炭素中毒」をご存知でしょうか。物が不完全燃焼することで発生した一酸化炭素を吸い込んでしまうことで、血中の酸素が極端に少なくなってしまい、最悪の場合亡くなってしまうこともある、非常に危険な中毒症状です。

一酸化炭素の恐ろしいところは、無色透明の気体であるために充満していても気付けない、という点です。最悪の事態までには至らなくとも、空気中の酸素量が少なくなると頭がぼーっとしてきて集中力を欠いたり、ひどいときには頭痛や吐き気を催したりします。これを防止するためにも、換気はこまめに行うようにしましょう。

 


頻度としては1時間、長くとも2時間に一度は窓やドアを開けるなどして、部屋の空気の入れ替えを行ってください。「せっかく暖めたのにもったいない」という気持ちはとてもよくわかりますが、命には替えられませんからね、我慢してください。

 

 


11月も半ばとなり、受験生たちが今まで以上に勉強に力を入れ始める時期となりました。長い時間を勉強に割く君たちには、ぜひ“勉強に集中できる環境づくり”から考えてみてほしいと思います。また、各校舎では中学生の期末テスト対策が実施されますが、その際にもぜひこの記事の内容を参考にして机に向かってみてくださいね。

 

 

 

以上、毎年ギリギリまで暖房に頼らない生活をしている男の【暖房用使用時の三か条】ブログでした
今年はいつまで耐えられるかな…